北回帰線
北回帰線
北回帰線といえば、ヘンリー・ミラーの「北回帰線」が有名です。 ミラーの北回帰線は、若き日のミラーのパリ生活を書いたもので、中には娼婦の部屋三日間居座って、「男の初体験」をしさらには「ゲイ」からの洗礼を受けたとする小説の題名ですが。
一方kazanの「北回帰線」は場所がパリではなく、台湾の台南、高雄の話で、カトリーヌ・ドヌーブの「昼顔」のような、甘美なときめきは一切ありません。 ただ暑いだけです。
北緯23度26分22秒が上の地図上の赤い線で北回帰線です。 これより北が亜熱帯気候で
南が熱帯です。
映画「KANO」 で有名になった嘉義市を東西に走っています。
いつもブログで表示している緯度は北緯22度ですから、モロ熱帯です。
夏ともなれば、日陰日陰を選んで歩きます。 日陰者の人生です。
そのせいか、日本の友人から暗くなったと言われます。
原因は分かっています。
円高最高値76円から64%円安に振れれば、台湾にいる日本人なら
明るい顔なぞできるはずもありません。
そんな事情で、
飲むウイスキーはスコッッチ・「whyte&mackay」を
樽買いした台湾業者がボトル詰めした
「Black and Red」を飲むようになてしまいました。
価格はNT$200- 円換算700円。酒税が安い台湾ですから、
日本のサントリー白と角瓶の間位のもんでしょうか?
以前健気にも、トリスクラスをと思い、台湾国産の一番安い
ウイスキーを買ったら、さすがにこれはだめでした。
また暗くなってしまいました。。