台湾・高雄・Kaohsiung 天気情報/7月23日
台中
台中は台湾第三都市です。
台北高雄間の新幹線で中間よりも台北よりにある都市ですが、気候が台湾で一番穏やかなところです。
台風の被害もほとんどありません。
有名な観光地「日月潭」旅行の起点でもあります。
台湾各都市の短評では、「ヤクザ」「風俗」の街だそうです。
大して経済力もない街が、不動産バブルよろしく、高層マンションが乱立し、いたるところに「KTV」が乱立する都市です。
KTVは、カラオケTVの略のようですが、日本で見る銀座の丸源ビルのような、飲み屋が多数入居している箱モノです。したがって、100軒の飲み屋があれば、大雑把ですが100人のマスターや、ママがいる計算になります。
そして台中は、「KTV」発祥の街です。
台湾では、風俗産業は台中からと言われるほどの街ですが大した産業はありません。
今回の台中行は、年に3回ほどの盆や彼岸、マダムkazanの命日の読経のためです。
当家は、代々浄土真宗です。
浄土真宗には大きく、東本願寺派と西本願寺派に大別されます。東本願寺の大学が大谷大学で西本願寺が龍谷大学です。
本来は東本願寺のkazanですが、台中のには、光照寺という西本願寺派の寺がありまして、そこのご住職が龍谷大学出身の方なものですから、意思の疎通が容易であることからご厄介になっている次第です。
予定では午後の出掛け、読経後は三越のフードコートで、富士そば、近くのビアホールで生ビールを堪能する予定です。
富士そば
富士そばは、東京を中心に終夜営業の立ち食いそば店ですが、味は極めて隊食いソバとしては普通で変哲の無い店ですが、昨年富士そばが台北三越のフードコートに出店した情報をキャッチして、10か月前に台北の仁保領事館に相当する「交流協会」所用で行った際、その美味さに嵌りました。
日本では自家製の一斗缶いりのだしを温めっぱなしでソバやうどんにかけて出されているため、さほど美味いと思ったことは一度もありません。むしろ、サービスの悪い店では、「このクソまずい富士そばめ」と罵っていた店です。
それが、途方もなく美味いのです。
その原因が、まとめての温めっぱなしではないためです。
完全に調合されたスープは、客のオーダーである大盛、普通盛りの器の大きさに対応した計量桝で計量し、それをお湯で割、出していました。
ローカルスタッフにまかせて、日本流に大なべで温めると、味が損なわれるためでの対応策ですが、これが大成功なのです。
本来は日本でもこのようにしてやれば最高の味なんですが、横着な日本店主は、そんなまだらっこしいことは絶対しません。
ですから、本来最高の味が出ているはずのスープが、「足しまし」「煮詰まりすぎ」で本来の味を壊している現実を台北店で食べて初めて認識しました。
それが、台中三越にあるので、今年になって4回ほど、台中に行くたびに行っておりましたが、前回はとんでもないスープの味に怒り狂って、苦情を出しました。
原因は、ローカルスタッフが、日本式スタイルのまとめて「保温」するやり方を取ったようで、「煮詰まりすぎ」「濃過ぎ」を勝手に調整したのが原因だったようで、その内容の釈明のメールが届いておりました。
たかが「そば」という方もいるかと思います。
台湾の日式料理という看板は、本来は「日本料理」ということなのですが、「日式」で美味しい店のい遭遇したことは殆どありません。 すでに台湾の日本人社会では「日式」は「まずい」という看板の代名詞になっております。
ですから日本と同じ味のものをソコソコの価格で食べられるB級グルメは、台湾に長年住んでいる日本人にはまさに「A級グルメ」なのです。
一店舗でも、一ブランドでも、身近にあると、無いでは天地に違い、死活問題に近い話なのです。
数日前に、メールでその後の改善が確認できましたので、今日は予定に入れました、楽しみです。
生ビール
ここまで食い物の話を続けると、少々卑しくなってしまい恐縮です。
高雄でも以前は生ビールが飲める店がありましたが、ある火曜日の夕方にそこでビールい飲んだら、気の抜けた生ビールが提供されました。クレームを言ったら、生は生なのですが、どうやら土日に残った生ビールらしいのです。
その店は、特に同曜日の夕方から深夜にかけて、高雄中のヨーロッパ系の連中が大してないつまみで飲んでいる公園の一角の売店のような店なのです。むろん、土日以外は飲む客はほとんどいません。それに気が付かなかったkazanのミスでした。
以来、本チャンの中ビールは飲んだことがありません。
台湾ビール社がビン生を出しているのですが、ほとんどが業務用のようで、コンビニや酒店でもおいておりません。
そして高雄にはビアホールは無いのです。あるかもしれませんが、知りません。
仕方なく、缶の台湾ビールを飲む事になるのですが、これはこれで、日本と比較して値段が安いからそれなりに満足はしてます。
しかし、台中の三越の近くと言っても10分くらい離れておりますから、日本橋の三越から、京橋の明治屋くらいの距離のところですが、本格的なビアホールがあるのです。
そこはつまみも、本格的なチーズや燻製の盛り合わせや、ハウスメードの数種類のピザがあります。
これがまずまずの味な物ですから、昔から嵌っています。
コスト的には、日本のライオンや、浅草の神谷バーよりは少々高めですが、普段は税金の安い缶ビールで我慢している分、お返しの様なものです。
のどが渇いても、あまり水分の補給はしないようにして、グビ~ッとやることを考えると、もう、居ても立っても入れない心境です。
オーストリア系のビールで、「黒」「ラガー」「ハニー」の三種類があります。
台中には個々の姉妹店が別のところにあり、別の店舗がもう一店あったのですが、なくなりました。 台湾人は外でビアホールみたいなところで飲む習慣が無いのですね。
ですから残っているこの店は貴重です。
この店が無くなったたら、今度はお寺を台北に探さなくてはなりません。
あまり、お酒に絡めてのお寺参りでは、マダムkazanが怒られうですが。。
台湾・高雄・Kaohsiung 天気情報/6月2日